みなさま、眼の愛護デーってご存じですか?(眼科医の先生はご存じと思いますが)

10.10を横にすると眉毛と眼にみえるということで制定されたようです。
10月10日は「眼の愛護デー」として、全国の眼科医会で眼の健康に関する啓発イベントが実施されています。山梨でも毎年10月10日前後に開催されており、今年は10月19日に「こうふ亀谷座」にて講演会と健康相談会が行われました。

講演会では
岡部夏樹先生から「内斜視 その原因はスマホ?近視?加齢?」というテーマで、近年注目されているスマホ内斜視と、加齢に伴う斜視である Sagging Eye 症候群について解説されました。
斜視は小さい子どもの病気のイメージかもしれませんが、中高生や成人、高齢者にも多いです。スマホ内斜視については多施設共同研究のデータを交えながら解説されました。
若年者の後天共同性内斜視の特徴を明らかに 中高生に多いことや、改善しやすい人の特徴がわかりました | 国立成育医療研究センター
Sagging eye症候群については先日ご講演いただいた国際医療福祉大学熱海病院の後関先生のお話しを参考に解説されました。
内斜視だと思ったら、あまりほっとかないで眼科を受診しましょう。
両眼でみると物が二重にみえたり、なんだかぼやけて見えるけど、片眼ずつだとスッキリ見える。そんなあなたは斜視なのかもしれません。眼科に行きましょう。
四條泰陽先生から「最新の角膜治療と手術」というテーマで、国内留学先で学ばれた角膜移植や羊膜移植術について解説されました。山梨でも角膜移植が待ち時間が少なくできるようになるのが待ち遠しいです。
角膜移植についてCornea Transplant – 東京歯科大学市川総合病院 角膜センター アイバンク・献眼・角膜提供
話しは変わりますが、会場のこうふ亀谷座は2024年4月にオープンしたばかりの施設で、今回初めて訪れました。同門会の先生方や、久しぶりに山梨にお越しになる先生方には、周辺の散策もぜひおすすめです。甲府駅前も近年大きく変わっていますので、あわせて楽しんでいただければと思います。


